テイスティング・プレイス #1 パステイス・デ・シャヴェスの店 - Taste Porto

今日は、あなたに信じられないほど素敵な人たち、ジョージとヴァネッサを紹介します。 ジョージはホテルコンシェルジュ、ヴァネッサは弁護士の仕事をしていましたが、二人ともこの店をオープンさせるために自分の仕事をあきらめました。それでは、パステイス・デ・シャヴェスの店へ、ようこそ。

この店の名前は、ポルトの東北150km、スペインとの国境近くに位置するシャヴェスの町で生まれたパイ (pastel folhado)に由来します。公式にパステル・デ・シャヴェス(Pastel de Chaves)と認められるためには、半月形のパイ生地に仔牛のひき肉が中につまっていなくてはなりません。

Chaves Pastry

では、テイスティングしてみましょうか?

あとは、コードをウェイトレスに見せるだけでOKです。

注文したパステルを待っている間、このシャヴェスの絶品の歴史についてお話させてください。 その歴史は、1862年、一人のシャヴェスの商人が、かごに入れたお菓子をもって町を訪れたところにまでさかのぼります。そのお菓子は変な形をしていましたが、非常においしくて、どんなに食べてもまだ足りない!と “フラヴィエンセス” (flavienses- シャヴェスの町の住民-)に思わせたほどでした。このように、地域の食道楽な人たちにあまりにも愛されたため、この食べ物は品薄になってしまいました。そこで、カーザ・ド・アンティゴ・パステレイロ(Casa do Antigo Pasteleiro)の創始者はそのレシピに1ポンド提供し、パステルの生産を開始しました。あとは、よく知られているように、このパイはポルトガル人の心に根づき、ほかの国の人々にも受け入れられるようになって、保護されるまでになりました。そうそう!欧州連合委員会はこのパステイス・デ・シャヴェスの生地を地理的産地保護の製品と認めました。これは、シャヴェスの生産者以外は誰も“パステイス・デ・シャヴェス”の所有を主張することはできないことを意味します。

このような状況がおこりうるとわかっていたパステイス・デ・シャヴェスの店の主人たち(シャヴェス出身)は、今私たちがいる場所から、生産の拠点を、より多くの量を生産でき、同様の品質コントロールを適応できるシャヴェスにうつしました。パイ生地はつくられてすぐこのパステイス・デ・シャヴェスの店に運ばれます。そしてこのポルトにて最後の仕上げが行われるのです。

ひとつ言っておきたいことがあります。この店をこの名前でオープンする前に、ポルトガル政府の評議委委員の一人が、パステイス・デ・シャヴェスの店のオーナーがオリジナルレシピをまもっているかどうか確認に来ました。どうなったと思いますか。認められたのです!それでは、このごちそうを試してみましょうか?

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さて、そろそろ次のテイスティング・プレイスに向かって歩きはじめましょうか。でもその前に、お手洗いをご利用になりたい方はお気軽にどうぞ。

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  • テイスティングプレイス  #2 ボリャオン・ワイン・ハウス(Bolhão Wine House)
  • 住所: Mercado do Bolhão – Formosa Street
  • 営業時間:
    月曜から金曜:午前10時から午後5時まで
    土曜:午前8時から午後1時まで
  • 連絡先 +351 919 981 895
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